酉の市探索記

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浅草冬の風物詩である酉の市の季節になりました。今年は暦の関係で、「三の酉」まであります。

酉の市とはそもそも11月の酉の日に行われる祭で日本各地の鷲神社(大鳥神社)で開催され、縁起物を買うという関東特有の風習です。代表的なのは「熊手」です。東京には鷲(大鳥)神社が多く、酉の日は各地に大勢の人出がありますが、ここ浅草の酉の市と言えば、規模も集客も群を抜いていると言って良いでしょう。

酉の市というと「寒い」というイメージがある様で、浅草のご年輩の方はこの季節になると、「昔の酉の市はもっと寒かったなぁ」と皆様口々に言われますが、やはり最近は暖冬なのでしょうか。

鷲神社は国際通りに面しています。この界隈は終日大変な人でごった返すので、お薦めは、アクセスとしては中々面白い「裏道」の利用です。特に、この観音裏を散策しながら行くのは、古い浅草も堪能しつつ、また、酉の市の賑わいの両方が体験できるベストコースです。

コースは、浅草寺の裏参道から言問通りを渡り、柳通り(または富士通り)を歩き、一葉桜小松橋通りを西に折れ、そのまま千束三丁目五叉路まで来ると、屋台がたくさん出始めますので、もうここまで来れば人の流れに乗ってそのまま鷲神社に入れます。

ところで、鷲神社の隣に「長國寺」というお寺があるのはご存知ですか。ここは「浅草酉の市発祥の地」という案内が出ています。仏教の解説では鷲妙見大菩薩の開帳日に立った市を酉の市の起源としています。浅草酉の市の発祥は長國寺の開山以来江戸のおとりさまとして親しまれておりましたことに起因しています。本堂玄関には一際大きくて見事な熊手を飾ってあり、毎年、酉の市が来ると新しい熊手に取り替えるそうです。立ち並ぶ熊手の露天商も見ごたえがありますが、この大熊手も必見です。